※最終更新日:2022年5月10日(火)
毎年1月以降になるとよく耳にする「確定申告」。個人事業主やフリーランスの人がするものというイメージがあるかと思いますが、副業を行っている人でも確定申告が必要になる場合があるのです。
今回は、ファイナンシャルプランナーの風呂内亜矢さんに確定申告について解説していただきました。
――新型コロナウィルスによる外出自粛でサラリーマンの方が新たに副業を始めるケースが増えていると聞きます。副業で収入を得た場合、確定申告は必要なのでしょうか?
副業としての所得が20万円を超える場合、確定申告は必要になります。
ケースとしては大きく2つあり、副業としてアフィリエイトサイトやYouTubeなどで雑所得を得ている人は、売上(収入)から経費を差し引いた所得が20万円を超える場合が該当します。また、副業の形態がパートやアルバイトなどで、2カ所以上から給与が支払われる形になる場合(この場合は所得ではなく収入ベースでも20万円を超えると必要)にも確定申告が必要です。
両方の副業から所得を得ている場合は、合算した金額が基準となります。また、医療費控除やふるさと納税で別途確定申告する場合、副業の所得が20万円以下でも確定申告は必要な点に注意しましょう。
――では、収入もしくは所得が20万円以下であれば確定申告は一切する必要がないのでしょうか?
副業の収入または所得が年間20万円以下であれば「所得税」の確定申告は不要ですが、「住民税」は所得額に関わらず、申告しなければなりません。確定申告をする必要がない場合でも、副業で少しでも収入や所得を得ていれば、役所の税務課などの窓口で住民税の申告を行いましょう。
――確定申告をしたことがない人からすると何から手を付けていいかわからないと思いますが、大まかな流れを説明いただけますでしょうか?
確定申告から納付・還付までの流れは大まかに下記になります。
①必要書類の準備
②確定申告書の作成
③確定申告書の提出
④納付する または 還付を受ける
確定申告にあたっての必要書類や作成の仕方については、国税庁のWebページに詳細が掲載されておりますのでそちらをご確認ください。
・国税庁
https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/shinkoku/kakutei.htm
https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/shinkoku/tebiki/2020/index.htm
――上記確定申告の流れの中で何か注意することはありますでしょうか?
下記2点が注意点になります。
①紙か電子か
確定申告書の提出方法には大きく3つの方法があります。
1つ目は国税庁の「確定申告書等作成コーナー」で作成した確定申告書を印刷し、添付書類をそろえて郵送で提出する方法、残り2つは同じく「確定申告書等作成コーナー」で作成しますが「電子申告(e-Tax)」する方法です。
電子申告する方法には、「ID・パスワード方式」と「マイナンバーカード方式」という2つの方法があります。マイナンバーカードを既に発行していて、カードリーダーや対応するスマートフォンを持っている人は「マイナンバー方式」で提出できます。マイナンバーカードをまだ持っていない人などは、税務署でID・パスワードを発行してもらい、それを用いて申告する「ID・パスワード方式」が手軽かもしれません。
フリーランスなどで青色申告特別控除を受ける人の場合、今回の確定申告(令和2年分)から所得控除の額は55万円になりますが、電子申告をすると65万円を維持でき減税に繋がります(複式簿記などの条件を満たさない場合は10万円)。
また、確定申告の作成にあたっては、住所地を管轄する税務署や、確定申告作成会場が準備され、例年対面での相談を受け付けています。今年はコロナ対策として事前予約が必要になっているので、自分だけで作成ができそうにない場合は、早めに来場予約をするのがよいでしょう。
②納税方法
確定申告書等の提出が終われば、後は確定申告の期間内に納めるべき税金の額を納付します。所得税は3月15日までに下記のいずれかの方法にて納付します。
・振替納税手続きで納付する
・e-Taxで納付する
・ATMやインターネットバンキングで納付する
・金融機関または税務署の窓口で納付する
・QRコードやバーコードを使って、コンビニで納付する
・クレジットカードで納付する
平成29年1月より、クレジットカード決済による納税が始まりました。決済手数料はかかりますが、ポイント還元を受けられることや支払いに行く手間が省けることから、おススメの納付方法の1つです。
▼税金をクレジットカードで支払う方法|納付時にお得なカードは?
――貴重なお話をありがとうございました!
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※ポイント還元上限があります。(1回あたりの支払いにつき支払い金額50,000円まで還元対象・1ヶ月あたりの上限なし)
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毎年1月以降になるとよく耳にする「確定申告」。個人事業主やフリーランスの人がするものというイメージがあるかと思いますが、副業を行っている人でも確定申告が必要になる場合があるのです。
今回は、ファイナンシャルプランナーの風呂内亜矢さんに確定申告について解説していただきました。
――新型コロナウィルスによる外出自粛でサラリーマンの方が新たに副業を始めるケースが増えていると聞きます。副業で収入を得た場合、確定申告は必要なのでしょうか?
副業としての所得が20万円を超える場合、確定申告は必要になります。
ケースとしては大きく2つあり、副業としてアフィリエイトサイトやYouTubeなどで雑所得を得ている人は、売上(収入)から経費を差し引いた所得が20万円を超える場合が該当します。また、副業の形態がパートやアルバイトなどで、2カ所以上から給与が支払われる形になる場合(この場合は所得ではなく収入ベースでも20万円を超えると必要)にも確定申告が必要です。
両方の副業から所得を得ている場合は、合算した金額が基準となります。また、医療費控除やふるさと納税で別途確定申告する場合、副業の所得が20万円以下でも確定申告は必要な点に注意しましょう。
――では、収入もしくは所得が20万円以下であれば確定申告は一切する必要がないのでしょうか?
副業の収入または所得が年間20万円以下であれば「所得税」の確定申告は不要ですが、「住民税」は所得額に関わらず、申告しなければなりません。確定申告をする必要がない場合でも、副業で少しでも収入や所得を得ていれば、役所の税務課などの窓口で住民税の申告を行いましょう。
――確定申告をしたことがない人からすると何から手を付けていいかわからないと思いますが、大まかな流れを説明いただけますでしょうか?
確定申告から納付・還付までの流れは大まかに下記になります。
①必要書類の準備
②確定申告書の作成
③確定申告書の提出
④納付する または 還付を受ける
確定申告にあたっての必要書類や作成の仕方については、国税庁のWebページに詳細が掲載されておりますのでそちらをご確認ください。
・国税庁
https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/shinkoku/kakutei.htm
https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/shinkoku/tebiki/2020/index.htm
――上記確定申告の流れの中で何か注意することはありますでしょうか?
下記2点が注意点になります。
①紙か電子か
確定申告書の提出方法には大きく3つの方法があります。
1つ目は国税庁の「確定申告書等作成コーナー」で作成した確定申告書を印刷し、添付書類をそろえて郵送で提出する方法、残り2つは同じく「確定申告書等作成コーナー」で作成しますが「電子申告(e-Tax)」する方法です。
電子申告する方法には、「ID・パスワード方式」と「マイナンバーカード方式」という2つの方法があります。マイナンバーカードを既に発行していて、カードリーダーや対応するスマートフォンを持っている人は「マイナンバー方式」で提出できます。マイナンバーカードをまだ持っていない人などは、税務署でID・パスワードを発行してもらい、それを用いて申告する「ID・パスワード方式」が手軽かもしれません。
フリーランスなどで青色申告特別控除を受ける人の場合、今回の確定申告(令和2年分)から所得控除の額は55万円になりますが、電子申告をすると65万円を維持でき減税に繋がります(複式簿記などの条件を満たさない場合は10万円)。
また、確定申告の作成にあたっては、住所地を管轄する税務署や、確定申告作成会場が準備され、例年対面での相談を受け付けています。今年はコロナ対策として事前予約が必要になっているので、自分だけで作成ができそうにない場合は、早めに来場予約をするのがよいでしょう。
②納税方法
確定申告書等の提出が終われば、後は確定申告の期間内に納めるべき税金の額を納付します。所得税は3月15日までに下記のいずれかの方法にて納付します。
・振替納税手続きで納付する
・e-Taxで納付する
・ATMやインターネットバンキングで納付する
・金融機関または税務署の窓口で納付する
・QRコードやバーコードを使って、コンビニで納付する
・クレジットカードで納付する
平成29年1月より、クレジットカード決済による納税が始まりました。決済手数料はかかりますが、ポイント還元を受けられることや支払いに行く手間が省けることから、おススメの納付方法の1つです。
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風呂内亜矢(ふろうち あや)
1級ファイナンシャル・プランニング技能士、CFP®認定者、宅地建物取引士。
SIerに勤務していた26歳の時、貯蓄80万円しか持たず自宅マンションを衝動買いしたことをきっかけにお金の勉強を始める。現在は夫婦で複数のマンションを保有しテレビ、雑誌などでマネー情報を発信している。努力で実現する家計改善ではなく、仕組みやシステムで家計を良くする「ほったらかし」を得意とする。著書は「コツコツ続けてしっかり殖やす!つみたてNISAの教科書(ナツメ社)」など多数。
【公式サイト】
http://www.furouchi.com/
【YouTube】日常の記録にお金の情報を織り交ぜる「FUROUCHI vlog」を更新中!
https://www.youtube.com/c/FUROUCHIvlog
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